2005年10月 7日

【映画感想】エリザベス

エリザベス ELIZABETH

1998年/米
監 督
シェカール・カプール
出 演
ケイト・ブランシェット/ジョセフ・ファインズ/ジェフリー・ ラッシュ

この前、「続編が出るぞー」という記事を書いたけど、そのあと無性に見たくなって買っちゃいました。DVD。
んで、再び見てみました。

大学時代に見たのですよ。
サイトでずーっと感想を書いていたので、昔の感想を探してみました。すると。
「白塗りはみないとね!」

これだけ。

これだけ?

あのころ、いかに短い感想を書くかに凝っていたことがありますが、あまりにも短すぎる。あの当時、自分が何を思ったのか。 それが知りたかったのに、私の馬鹿ー!

 

エリザベス。「女性」と「女王」と。

ということで、見直しました。
うん。やっぱりイイネ。
ストーリー的には、結構さっさかさっさか進んでしまうんですが、その中でケイト・ブランシェット(@エリザベス)の見せる「顔」 がすごく好き。

私的には、そのケイト・ブランシェットに対してジョセフ・ファインズ(@レスター伯ロバート・ダドリー)が恋人役ってのが、 何気に違和感を感じたんだけど。ジョセフ・ファインズって好みの顔じゃないからかもしれないな。なんか甘っちょろいんだよ! 下マツゲがバシバシって感じで。

だけど、後半になってエリザベスとの関係がちょっとギクシャクしちゃって、「私には男妾が一人!」 とか公衆の面前で言われる役ならぴったりかもしれない。だけど、「男妾」って。もっといい言葉なかったのか。

だけど、なんであそこまでエリザベスが彼を愛せたのかが分からない。ただ、やっぱりエリザベスが女王になったことで、 ああいう立場になってしまったロバートと、「ただの女」でも居たかった(だろう)エリザベスの象徴としてのロバート、ということを考えると、 エリザベスは彼自身だけではなくて、女王でない昔の自分の名残を愛しているのかなぁという気もしました。
エリザベスが幽閉されるまでのキラキラとした時間。ロバートとダンスの練習をして、手を重ねるあのシーンの笑顔が、とても美しかった故に。

ロバートが「私は彼女を愛しすぎた」と悔いる姿が、さらに切なかった。

 

戸田奈津子さん、やってくれたわね!

あと、今回分かったことなんですが・・・・・・。
最後にエリザベスが白塗りの化粧をしながら、お付きの侍女に「私は処女になった」と言うシーンがあるんですよ。 あれの意味がずーっとわからなかったのですね。

あれだけ、侍女なんかに覗かれながら、ロバートといちゃいちゃしてたのに、「はぁ?」っていう感じだったのですが、あれは本来なら 「私は聖母マリアになった」と訳さなくてはならないらしいですね。

それで、ようやく作品の重みが一気に増しました。

あのシーンの前の、聖母マリアを見上げるエリザベスが強烈によみがえってきて。

そかそか、これのことかっ! と思いましたね。

あれは、彼女の覚悟。「これから私は何になればいいの。鉄のような女でいればいいの」と吐いた彼女の答えですよね。
はー。戸田さんの訳が変ってこと、最近知りました。
多少の言い回しの変さは仕方ないとしても、「処女」と「聖女マリア」じゃ、まったく違うじゃん。
しかも、私はキリスト教徒じゃないんだから、ちゃんと訳してくれないとそのまま受け取っちゃうよーん?

って感じでしたねー。

trackbacks

trackbackURL:

comments

comment form
comment form