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【43冊目】【44冊目】輪違屋糸里

watigai 輪違屋糸里(上・下)
浅田 次郎
文藝春秋

土方に密かに思いを寄せる糸里天神。芹沢と道ならぬ仲となったお梅。その芹沢の一派とされる平山と愛し合う吉栄天神。

芹沢派を預かる前川家のおまさ。また、近藤たち新撰組を預かる八木家のお勝。

新撰組の物語を女の視点からみた作品だと思います。

そこがとても面白かった。
最初は、島原という世界が面白くて興味持って読んでいたのですが、そこから「新選組」の本質みたいなものを女の視点から探り当てていく・・・ ・・・という展開が興味深かったです。

糸里天神の視線のまっすぐさ。潔さ。そして、最後の最後の決断と展開には、かなりワクワクし、 その対する土方の思いとか土方に対する糸里の本心とかを考えると、なんとも切なくなりました。

どの女の人にも、何か芯があって。
新選組が語られるとき、あまりスポットライトの当たらぬところに当たったような気がして面白かったです。

今までもっていた「芹沢像」も変わりました。

侍と百姓という視点もおもしろいなぁと思いましたね。

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