2006年4月14日

【45冊目】【46冊目】壬生義士伝

mibu壬生義士伝(上・下)
作・浅田次郎
文春文庫

内容(「BOOK」データベースより)
小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。貧しさから南部藩を脱藩し、 壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、 飢えた者には握り飯を施す男。元新選組隊士や教え子が語る非業の隊士の生涯。浅田文学の金字塔。

続いて再び、浅田さんの「新選組」を読みたくなってしまいました。
こちら、私は映画の方を先に見たので、そちらの印象から入りましたので、物語というよりかは、 明治維新後にとある人物が吉村貫一郎の話を新撰組の生き残りの人などに聞いて回る形式だったのにびっくりしました。
映画は、その人たちの話を一本にした感じ? ちょっと斉藤一の割合が大きかったかもしれませんが。

小説は、本当に上手いですよね。浅田さんは。
絶対に「泣かされる」もの。
生き様に泣いた。その人が失われることに泣いた。
けど、その悲しさの中には、その人に象徴される「人としての美しさ」みたいなものが、現代が喪失していることに気付いた悲しさ・・・・・・ もあると思うんです。

道徳観というと堅く聞こえますが、それを感じる話であったと思います。
でも、そういう人も「斬らなければ殺される」時代があったのだなぁとも。今の日本からは思いもつかないことです。

 

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