2007年5月13日
【映画感想】たった一人の人をずっと愛すること
出演: 市川染五郎(七代目), 木村佳乃, 緒方拳, 原田美枝子,
今田耕司
監督: 黒土三男
あらすじ
内容(「Oricon」データベースより)
藤沢周平原作の同名小説を映画化。江戸時代を舞台に、とある下級武士の生き方を、
日本の四季折々の美しい風景を織り交ぜながら描いた人間ドラマ。
ボロボロに泣きたくて借りてみました。
中盤のCMでよく使われてた、切腹した父の死体を大八車で運ぶ文四郎とそれを手伝うふくのシーンで、ボロボロと泣いてしまった。夏で、
蝉が鳴く炎天下。あれが春とか秋とか冬とかじゃだめだ。うるさいほど蝉が鳴く、
生命が一瞬のうちに大爆発しているような炎天下じゃないとあんなに泣けない。
話的には、「あー詰め込んだなぁ」という感じです。日本の風景はとても美しいし素晴らしいんだけど。なんか、 必要以上に風景を見せられていて、時間の流れを自然に感じることができなかった。
たとえば、文四郎が欅の館を訪れて、再度訪れたときに1年経ってるとか。
ふくと出会って、再度ふくの手紙に誘われて会うときに、数年経ってるとか。
台詞がなかったら絶対に分からない。そこは自然に「ああ、結構経ったのか」って思わせてくれないとしんどいと思うのですよ。
しかし、市川染五郎の静けさとか、木村佳乃の美しさとか。文四郎とふくの子供時代の2人の演技とか。すごくいいなぁと思いました。
だから、演出とか繋ぎとかが・・・・・・やりすぎ感があって・・・・・・うーん。
ただ、とても静かな場面で流れる岩代さんの音楽は、非常によかったと思います。
あと、文四郎の最後のほうの台詞。「それを生涯のたった一つの悔いとしております」というような感じの台詞が、 とてもとても印象に残っています。
Amazonのレビューとか見てると、「原作のほうが素晴らしい」とか書いてありました。この映画でも結構気に入っちゃったので、 さらによい原作とはどういうものなのか、気になって気になって仕方がないのです。
- by テラ
- at 22:30


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