2007年6月 1日
【映画感想】愛情と恐怖と懐疑と。
出演: グウィネス・パルトロウ, アンソニー・ホプキンス, ジェイク・
ギレンホール, ホープ・デイヴィス
監督: ジョン・マッデン
あらすじ
才能を持ちながら、数学の天才である父
(アンソニー・ホプキンス)の看護をするため大学を中退したキャサリン(グウィネス・パルトロウ)は父の死後、気力を失った生活をしていた。
そこに現れたのは父の教え子だったハル(ジェイク・ギレンホール)。父が残した膨大なノートから、
研究の欠片などを探すために家を訪問してきていたのだった。葬儀のためキャサリンを訪れた姉(ホープ・デイヴィス)は、
父と気性と才能の似ている妹も父のように精神病とならないか心配し、手元に置こうとする。
それに反発するキャサリンはやがてハルと心を通わしていった。そんなハルにキャサリンは一冊のノートを渡す。
世紀の大発見の証明に興奮するハルだったが、キャサリンがそれを「父ではなくて私が証明した」と言ったことから事態は変わり・・・・・・。
天才とはやっかいだな。
キャサリンの不安、ハルの愛情と少しの嫉妬、そういうのにもう気持ちがゆらゆらゆらゆらさせられて、きー!って感じ。もっとシンプルに、
シンプルに行こうよ!と思っても、自分が傷ついたり相手が傷ついたり、
傷つけたくないと思ったり傷つけられたくないと思ったりしているうちに、第3者からはよくわかるものも、わからなくなるんだろうな・・・・・
・。
姉のキャサリンへの「心遣い」は、キャサリンにとっては余計なお世話で、姉にとっては姉なりの償いなんだろう。姉はそれで満足だけど、 キャサリンにとってはどちらにしても姉の自己満足にしか映らない。それに姉が気付かない。そんな、 なんか人の思いと人の思いがなかなか重ならないことに切なくなってくる。
しかし、一番苦しいのはキャサリンの「私がお父さんから奪った・・・・・・」というような台詞のあたり。
最後の最後に明かされる真実から、その台詞を辿ると、本当にキャサリンのことを考えると切なくなる。
なんて不自由な日々を送ったんだろう。
そんな日々が、少しでも彼女へ愛情を注ぐ人によって解かされていけばいいのに。
しかし、何が一番心配って、お人よしすぎるハルのことが心配だよ。
いや、もう包まれたら幸せなんだろうけどさ。
- by テラ
- at 22:02

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